2025年7月21日月曜日

泉佐野(いずみさの)はこんな街

本まとめのメインステージになっている、泉佐野(いずみさの)という土地についてもろもろご紹介を。


概略

本まとめサイトにおけるメインステージとなる、泉佐野(いずみさの)はこんな街、というあたりをまずはご紹介。
舞台となる泉佐野市(いずみさのし)について、および、泉佐野駅(いずみさのえき)についても。


泉佐野市(いずみさのし)とは


泉佐野市(いずみさのし)は、大阪府の泉南地域に位置する市。

大阪市と和歌山市のほぼ中間に位置し、南部には、金剛生駒紀泉国定公園に指定された和泉山脈がある。瀬戸内海式気候に属するため、気候は温暖で、年間の降水量は比較的少ない。それにより畑などの水が不足しないよう池が多い傾向にある。沖合には人工島の関西国際空港があり、連絡橋等の空港北端の施設を含む区域が泉佐野市域となっている(残る区域は田尻町・泉南市)。

古くから日根郡の中心として、商業・工業・農業・漁業が盛んである。また、関西国際空港の対岸であるため、訪日外国人旅行者の宿泊需要が多い。


地名の由来
中世以来の村の名称『佐野』に旧和泉国の国名を冠したもので、「狭い原野」という事から「狭野」というようになり、それが転じて「佐野」になったという言い伝えが残っている。

市の公式ホームページ

歴史・成り立ち
市域は日根郡四郷のひとつである賀美郷に比定され、郷名由来の上之郷の集落も現存している。中世になると佐野荘、鶴原荘、長滝荘といった荘園が成立し、1234年(天福2年/文暦元年)には九条家によって広大な日根荘が成立した。1501年(文亀元年)から1504年(永正元年)にかけて九条政基が日根荘へ下向した際に記した『政基公旅引付』(宮内庁書陵部蔵)には、4年間にわたる日根荘の出来事などが詳細に記されており、中世の「村のくらし」を知る貴重な史料となっている。

佐野村では室町時代から熊野街道筋の字市場村に定期市が立つようになった。一方、沿岸部には対馬や五島列島方面まで漁に出るほどの大規模な船団が出現し、玉之浦納の反乱や文禄・慶長の役にも佐野村の漁民が登場する。江戸時代には豪農の中から廻船業を営む者が現れるようになり、なかでも食野家(めしのけ)、唐金家(からかねけ)は井原西鶴の「日本永代蔵」にも登場するほどで、当時の面影を残す「いろは四十八蔵」の一部が今も残る。また食野家が寄進した八角大梵鐘が三重県泰運寺に残されている。

漁業や廻船業が発展し「佐野浦」と呼ばれる港町として活況を呈した佐野村は、集落のおよそ3分の2が浦方で、その規模も岸和田藩浦奉行支配の9ヶ浦のなかで突出していた。また、岸和田藩は領内の民政に関して「七人庄屋」という制度を設けていたが、7人のうち2人を佐野村が占め、藤田家(西の庄屋)と吉田家(東の庄屋)が任ぜられていた。

食野・唐金らの活躍で巨万の富を得た佐野村は、和泉国では堺に次ぐ商業都市となり、人口も岸和田城下6町や貝塚寺内5町を上回るようになった。なお、堺奉行・岸和田城主・願泉寺住職によってそれぞれ計画的に形成された堺・岸和田城下・貝塚寺内と異なり、佐野村の町場は自然発生的に形成されたため、迷路のような街路に特徴があり、古い家並みとともに現在もよく残っている。

第二次世界大戦期の1944年(昭和19年)6月から敗戦までの間、佐野陸軍飛行場および明野陸軍飛行学校佐野分教所が設置されていた。滑走路は1,500m×60mのコンクリート舗装1本で、現在の末広公園や市民総合体育館付近が滑走路の西端にあたる。また、飛行場の設置に伴う灌漑施設の損失を補填するため、現在も当市最大の貯水量を誇る稲倉池および稲倉池用水パイプラインの築造工事が1942年(昭和17年)12月から着工されたが、戦局の悪化と敗戦の影響で、竣工は1957年(昭和32年)にずれ込んだ。


泉佐野市の主な産業
農業(タマネギや水なすの産地として有名で、その他、キャベツ・紅ズイキ・ブロッコリー、さといも、ふき、枝豆等。)
水なすは地域ブランド「泉州水なす」として、地域団体商標登録。
大阪泉州農業協同組合(JA大阪泉州)が、市内に農産物直売所「こーたりーな」を開設している。
繊維産業(水分吸収性の高い「後晒し(あとざらし)タオル」の主な生産地。国内タオル生産量の47%を占め、「東洋のマンチェスター」と呼称される。ここでつくられるタオルは「泉州タオル」ブランドとして、2006年に国の施策であるJAPANブランド育成支援事業に認定されている。
大阪タオル工業組合の本拠地でもあり、市内に直営ショップを開設している。
食品加工業(1967年に、北部臨海地域に「食品コンビナート」を形成。115haの敷地に食品関連(工場・流通等)の企業が立地している。)
ワイヤーロープ (泉南地域の生産量で、約70%の全国シェアを占める。)
漁業(カレイ、シタビラメ、ワタリガニなど、主に大阪湾で採れる魚介類が中心。がっちょの唐揚げなどこれを活用した料理も特産品。)
佐野漁港では、泉佐野漁業協同組合が青空市場を常設している。(泉南市の岡田漁港より先にこの名前を使った。)


泉佐野市の魅力は

泉佐野市の魅力は、関西国際空港(KIX)に隣接する立地を活かした国際性と、豊かな自然・歴史が共存する点にあります。

空港都市としての利便性
泉佐野市は関西国際空港の対岸に位置する玄関口です。南海電鉄やJR線が乗り入れており、空港へのアクセスが非常に便利です。また、空港の近くにはりんくうプレミアム・アウトレットやりんくう公園といった大型商業施設やレジャースポットが集積しており、買い物や景色を楽しむ多くの人で賑わっています。

豊かな自然と歴史
内陸部には緑豊かな和泉山脈が広がり、ハイキングや自然散策が楽しめます。また、犬鳴山温泉は関西屈指のパワースポットとして知られ、山間部の静かな環境でリラックスできます。

歴史的にも、中世の荘園の姿を伝える国史跡 日根荘遺跡などがあり、古くからの文化や暮らしに触れることができます。泉佐野漁港では、毎朝水揚げされる新鮮な魚介類が手に入り、地元ならではの食文化も魅力です。

このように、泉佐野市は国際的な利便性と豊かな自然・歴史がバランス良く融合した、多様な魅力を持つ街です。


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